振り込め詐欺
振り込め詐欺・悪徳商法の手口
- オレオレ詐欺、なりすまし詐欺等、だますトークに代表的なパターンが
電話を利用して、子どもや夫などの家族、警察官、弁護士、保険会社の社員などを装い、示談金などの名目で現金を預金口座などに振り込ませ、だましとる詐欺や恐喝事件のことをいいます。
- よく使われるトーク
- ①
- (家族の誰かが)交通事故を起こした
- ②
- (夫や子ども、孫が)痴漢をした
- ③
- (息子や孫が)女性を妊娠させた
- ④
- 借金の連帯保証人になり、取り立てにあっている
- ⑤
- 「子どもを預かっている」と誘拐を匂わせる
- 手が込んだ場合は、複数の人間が役割を演じ分ける場合も
大規模な詐欺グループになると、年代別に役割分担まで行っています。さまざまな登場人物が入れ替わり立ち替わり迫真の演技で相手を不安に陥れ、現金を振り込ませるよう仕向けます。その発生時間は、当日のうちに大金を用意させ振り込ませるために、大部分が午前中に発生しています。
また、このような事故や事件を装う手口のほか、管理会社をかたり家賃や駐車場代を振り込ませようとするケースや、同窓会をかたり会費を詐取しようとする手口なども発生しています。
振り込め詐欺の消費者相談事例
突然、息子を名乗って電話があった。
突然、息子を名乗って「取引先から預かった大事なお金をタクシーに忘れてきてしまった」と電話があった。電話の途中で「タクシーの運転手」や「取引先」と名乗る男性、「上司」と名乗る男性等、色々な人物が出て来て混乱してしまった。話を信じてしまい、相手の言う通りにお金を持って行こうとしたところ家族に止められ、エクステージ総合法務事務所に相談しました。
(東京都 68才 男性)
当事務所の対応結果
当事務所から詐欺の疑いが強いことを指摘して、現金を渡さずに済みました。
Confidence trick
悪徳商法の手口と消費者相談事例

内職商法
「自宅で簡単にできる仕事」で「ローンは収入で払える」等と誘い、高額な教材等を買わせます。しかし、業者指定のテストに合格できない等の理由をつけて仕事はもらえず、結局ローンの支払だけが残る等が典型例です。

デート(結婚)商法
最近では、SNSで近づき(知り合い)、事前に相手の職業や趣味等の個人情報を集めてから実際に会い、高額な商品や結婚を前提にマンション等の購入を薦めるケースがよく見られます。

訪問購入
いわゆる「押し買い」と呼ばれる商法で、貴金属等を不当に安い値段で買い取られるなど高齢者の被害が多くなっています。2012年の法律改正で「クーリングオフ」が適用されるようになりました。

二次被害
悪質商法の被害者の個人情報を何かしらの手段で入手して、その被害に関連づけて、新たな契約を結ばせる商法です。商品やサービスの販売のほか「(被害者等の)名簿から抹消する」などの勧誘トークが使われる場合もあります。

投資商法
「よい投資先がある」等と誘い、実態のないファンドや社債、市場価値がない未公開株等に投資をさせる手口や「投資のコツを教える」等の触れ込みで、株式投資に興味を持つ大学生等に高額(数十万円~)なDVD等を販売する、という例も多く見られるようです。